eighterについての考察

eighterについて考えてみたいと思います。エイトファンという意味合いで使われるこの言葉には実に排他的なニュアンスを含むため使いづらいのであまり使っていません。
まず、コンサートでの私というファンのあり方を言うと、ファンとして能動的に一緒に盛り上がって楽しむのはもちろんなのですが、代価を払っている以上は”楽しませて貰う”という受動的立場=客としても楽しみたいと思う人です。
ariyoshiさん(突然申し訳ありません。)のこちらのエントリーid:ariyoshi:20071021:bで特に
このフレーズに共感しています。

私はどちらかと言えば傍観者でいたいタイプのファンなんです。エイトと自分の間にきっちり境界線を引いて、その上で彼らを見つめていたい。(中略)私はエイトというグループにとっては異物なんです。私が入ったら台無しなんです。まぁなんとも興ざめなのです。アイドルには現実逃避も求めてるから、私なんかがいたらむしろ駄目なんです。

アイドルというものを、ある時は下から羨望し、またある時は上から見て物を言い、自由な角度で楽しみたいし、エイトと横に並んで同じ方向を向くのではなく、エイトと向かい合う姿勢で居たいと思っています。自分の生活と関わらせながら彼らというエンターテイメント*1を受け取る。その「“夢”売る商売に日々勤しむ彼ら=アイドルを見て応援し様々な理想を抱いて楽しむという“現実”」に生きているファンという私でありたい。

本来自由に物言える(と思っているスタンスの私という)ファンがeighterというカテゴリーに入ると何故だか息苦しい。しかしこのメンバーが与えてくれた言葉を大事にしたいので、私なりに都合よい解釈で定義付けしてしまったら。


eighter=エイトのコンサートに足を運び、エイトと一緒の場所と時間を共有しその時コンサートを楽しんでいる(楽しんでいた)、エイトファン(及びJr.ファン含む)観客の事である


唯一自分達が自分達の出し物として見せるコンサートにおいてのみ、はじめて有効となる言葉なのではないか。
普段使いし難い(当社比)理由はここにあるような気がしてならないのです。


確かに最初はすばる発信でeighterは使われ始めたのだけど、今実は意味は派生している気がします。
考えてみるとコンサート時にその場にいる(いた)またはそれに関連した話題でファンに対し、メンバーがeighterと呼び掛けていることが多い気がします。他では(少なくとも私は)あまり聞いたことがない。
エイトのファンという意味では間違いないのです。が、エイトファンというカテゴリーの中に大多数のeighterが交わるが一致ではない。

コンサート時だけファンの中からeighterが発生すると仮定。

ヒナ村上氏が最後に「僕たちの1番大事なメンバー(あるいは仲間)、eighter皆に大きな拍手を」と言ってくれるのだけど、eighter=今日自分達を見に来てくれたお客さん という意味ならしっくりきます。
ファンが“名乗る”「eighter」が馴染まないのってここじゃないかなあ。


ただ自分達のコンサートにわざわざ好きで来てくれるファンに「お客さん」では素っ気ない、よそよそしい、もっと親しみを込めたいという愛情から生まれた言葉に違いないから、その気持ちを大事にしていきたいと思います。

*1:「誰誰がこんな素敵な歌を歌った」とか「こんなドラマをやるんだ」とか、雑誌に載る、かっこよかった可愛かった彼らの一挙一動すべてを引っくるめてのエンターテイメント=夢。